近年、IT技術の進歩により飲食業界の可能性が広がっています。さらにIT企業からの参入やIT企業出身の飲食店経営者も増えてきています。どういった経緯で、飲食業界に参入したのか、その成功事例の記事を集めてみました。
IT企業が飲食業界に挑む。クラウドファンディングで大注目を集めた切り立ての生ハムとムール&フリットの専門店「C by favy(シー バイ ファビー)」
2016年02月19日
http://food-stadium.com/headline/15513/
飲食店を運営したきっかけについて「当社はIT技術を駆使して、競争の激しい飲食業界のなかで、飲食店様が収益率を向上できるようにサポートしてきました。主な事業として、集客支援はもちろん、グルメサイト『favy』の運営やメーカのプロモーション支援などを行っています。こうした経験を今回、飲食店経営に生かすことで、さらに業界の発展に役立つノウハウを現場で蓄積していきたいと考えています」「資金調達の以外にも、将来的にクラウドファンディングを様々な飲食店にも活用していきたいという狙いもありました。当初の目標金額の設定は80万円です。しかし、最終的には300万円以上の申し込みがありました。想像以上の反応に、とても手応えを感じています」と、取締役の米山健一郎氏が語っています。
自社農園を持つ「ろのわ」が、農家産直野菜や旬の食材販売とデリ・カフェ・ベーカリーの複合店舗「Lonowa KOMAZAWA」
2009年05月28日
http://food-stadium.com/headline/000394/
澁谷剛氏は、証券会社勤務、大手IT企業の役員という約20年の会社員生活から脱サラし、生産者の協力を得て「ろのわ」を設立しました。ろのわは自社農園を持ち、生産から流通・販売までを一貫して行い、食材販売やカフェ・ベーカリーを運営しています。
“日本の食料自給率を上げ、農業を強固かつ魅力的な産業に変えていきたい”という大きな志で農園や店舗を立ち上げ、“食べる・買う・学ぶ”いう3つのテーマを掲げています。
大衆もつ焼業態でチェーン店化を推し進めるドリーマーズが今後の旗艦店と位置づける「亀戸北口の串屋横丁」
2010年08月19日
http://food-stadium.com/headline/000992/
ドリーマーズ代表取締役の中村氏はドトールコーヒーから建設業界の営業マン、IT企業と多彩な経歴を経てから独立しました。
串屋横丁のメニューは“もつ焼き”と“やきとり”が2本柱で、一見すると普通の大衆的なもつ焼店ながらも、味付けも商品もバラエティーある品揃え、価格も128円〜とリーズナブルです。
直営とFCを含め、東京では4店舗を展開し、総投資額1300万円と低投資で開業しているだけに損益分岐点は月商400万円と低く、無理のない健全な経営体質で多店舗化を推進しています。
昭和初期の古書店を改築、これぞ古民家再生居酒屋!水道橋三崎町「炭火焼の家 冨田書店」に注目!
2011年06月28日
http://food-stadium.com/headline/001460/
水道橋三崎町炭火焼の家 冨田書店は那須屋光藤氏がIT企業から転身し、古書屋を再生させたのがきっかけです。はじめに「もつDining うまか門 水道橋」をオープンさせました。難しい立地と言われていますが、繁盛ぶりを証明しました。
店のコンセプトは楽しく過ごせる空間。「面白い店があるから行ってみよう!と思ってもらえるような空間をつくることを心がけました。店中へ入ったときのギャップを楽しんでほしいから、外のファサードはいじっていません。」「“三崎町エリアナンバー1のお酒を楽しむ古民家居酒屋”、 地元のお客様に食べたいものを聞いて、それに応えられるような店を出すこと、リピーターのある店づくりができるのを目指します。今後も半径300m以内に出店したいです。」
飲食店流通の少ない安芸津産牡蠣をメインとした牡蠣バル「OYSTERS,INC.(オイスターズインク)」
2014年08月21日
http://food-stadium.com/headline/002849/
牡蠣専門店「OYSTERS,INC.(オイスターズインク)」は、バル使いができる牡蠣の店として、30代の近隣会社員を中心に集客しています。
IT企業のウェイライズコーポレーションが運営しており、マウントウィナーズで6年の飲食現場経験の後、ブライダル業界でのサービス業や飲食専門の不動産web事業などを経て入社し、飲食事業部統括マネージャーに就任した井上知彦氏がプロデュースしました。
メニューは、安芸津産牡蠣を中心に用いた一品を用意し、牡蠣業態としてはリーズナブルな客単価5000~5500円まで落とすことに成功しています。ビル3階立地のためフリー客の集客は難しいですが、リピート率を狙う戦略です。
高田馬場の“大人街化再生”を牽引する「炭焼長者 馬場六区」が7月20日誕生! 仕掛人は、楽グループ出身者とIT業界出身者でグルメブロガーの異業種界プロ2名!
2012年09月26日
http://food-stadium.com/headline/002161/
「炭焼長者 馬場六区」は、良質な料理と酒を落ち着いて楽しむ大人の店として、あえて高田馬場にはありえない・らしくない店づくりをしています。目標ターゲットは地域のサラリーマンやOL、地元民に愛される店づくりを目指します。
運営はIT企業を経営する今喜夛氏と飲食店を経営する竹松氏が共同でしています。2人のプロの知恵と実力で、いい店、大人の店を創っていくという共通理念もあって、メニューはクオリティとオリジナリティにこだわった手作りの料理を揃えています。